東京・墨田区で建設が進む東京スカイツリーと、観光地の浅草を結ぶ地域に彫刻作品を配置するなどして、周辺を訪れる魅力を高めようという観光事業を東京芸術大学と地元の墨田区と台東区が始めることになりました。 これは、東京芸術大学と墨田区と台東区が連携して行うもので、2日、台東区にある東京芸術大学で事業の概要が発表されました。観光事業は、再来年の東京スカイツリーの開業に合わせ、墨田区押上にあるスカイツリーから観光地の浅草にかけての地域を対象に3年間かけて行われます。具体的には、墨田区と台東区の間を流れる隅田川周辺のスカイツリーが見える場所に、東京芸術大学の学生らが作る彫刻作品や休憩ができるベンチを置き、観光客が散歩などを楽しめるようにします。また、ことしの夏から秋にかけては、墨田区や台東区の小中学生や区民にスカイツリーや周辺の風景画を描いてもらい、大学などで展示するということです。東京芸術大学の宮田亮平学長は「街のあちこちにスカイツリーが見えて、人々が集えるような芸術作品や空間を提供したい」と話しています。 |