オリンピック３連覇を狙うレスリング女子の日本代表の吉田沙保里選手が、岩手県宮古市を訪れ、子どもたちにレスリングを教えました。

吉田選手が訪れたのは宮古市の宮古商業高校で、吉田選手は以前にも宮古市で試合をしたり子どもたちにレスリングを教えたりしていて、震災のあとに訪れるのは３日が初めてです。高校には、地元の小学生から高校生までのおよそ３０人が集まり、吉田選手は、得意のタックルから寝技に持ち込む高得点が狙える技を子どもたちに教えていました。１対１のスパーリングでは、子どもたちは、吉田選手に果敢に挑んでいましたが、金メダリストの技に圧倒されていました。参加した小学生の男子児童は「吉田選手はとても強かったです。自分も、誰にも負けないよう強くなりたいです」と話していました。また、高校１年生の女子生徒は「ことしはオリンピックもあるのに、時間を割いてくれてうれしかったです。吉田選手には３連覇もかかっているので、頑張ってほしいです。」と話していました。吉田選手は「私にできることは、レスリングを頑張ることだと思うので、レスリングを通して被災者の皆さんにも、元気を出していただきたいと思います」と話していました。