鳩山内閣は午前9時から閣議を開き、閣僚の辞表を取りまとめ、総辞職しました。閣議では「道半ばで退くことになり、国民との約束を全うすることができなかったことをたいへん申し訳なく思う。今後、新たな内閣の下で、政権交代の実をさらにあげていくことを強く望む」とする鳩山総理大臣の談話を決め、発表しました。 閣議の中で、鳩山総理大臣は「去年夏、国民の支持を頂き、政権交代を実現してから8か月余り、政権交代で国民の暮らしを必ずよくするという決意の下で、今日までその職務を遂行してきた。本日、職を辞すことになるが、8か月という短い期間で、道半ばという感は否めない」と述べました。そのうえで、鳩山総理大臣は「政権与党が国民の信を取り戻すためには、いわゆる『政治とカネ』の問題に真剣に取り組み、クリーンな政治を作り上げることと、将来の沖縄を展望しつつ、負担の軽減などの基地問題に取り組み、日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させることが何よりも大切だ」と述べました。そして、鳩山総理大臣は「私と理想を共有し、これまで努力いただいた閣僚の皆さんに心から感謝する。今後も、10年、20年先の日本を見据え、高い理想をもって取り組んでほしい」と感謝の意を伝えました。そして、閣僚の辞表が取りまとめられ、鳩山内閣は総辞職しました。また、閣議では「道半ばで退くことになり、国民との約束を全うすることができなかったことをたいへん申し訳なく思う。今後、新たな内閣の下で、政権交代の実をさらにあげていくことを強く望む」とする内閣総辞職にあたっての鳩山総理大臣の談話を決め、発表しました。 |