１７日早朝、福岡県中間市で、建設会社の社長の男性が会社の前の路上で男に拳銃で腹などを撃たれて大けがをし、警察は、手口などから暴力団による犯行の疑いもあるとみて、捜査しています。

１７日午前５時半ごろ、福岡県中間市にある「黒瀬建設」の前の路上で、社長の黒瀬隆さん（５２）が近づいてきた男に拳銃で撃たれました。警察によりますと、黒瀬さんは少なくとも３発の銃弾を腹や腕に受けて大けがをし、病院で手当てを受けていますが、意識はあるということです。黒瀬さんは午前５時ごろから会社で仕事をしていて、５時半ごろに会社の前にある自動販売機に向かう途中で撃たれたということです。警察によりますと、黒瀬さんを撃った男は年齢が４０歳くらいで、黒っぽい服装に黒っぽいニット帽をかぶり、白いマスクをしていたということです。現場は、ＪＲ中間駅前からおよそ５００メートル離れた住宅街で、警察は、手口などから暴力団による犯行の疑いもあるとみて、殺人未遂の疑いで捜査しています。福岡県内では、去年１１月にも北九州市で建設会社の会長の男性が２人組の男に拳銃で撃たれ、殺害される事件が起きています。近所に住む女性は「午前５時半ごろ、台所でお弁当を作っていたらパンパンと２回音が聞こえました。こんな近くで発砲事件が起きるなんて恐いです。すぐ近くに幼稚園があって孫が通っているので心配です」と話していました。